18歳の時に、陶芸家がろくろで器を制作する姿を見て感動し、迷わず陶芸家の道を決心した若生 沙耶香さん。丹波焼の町にある陶芸教室に就職し、大勢の陶芸家の方々とお話しできる恵まれた環境の中で作品への想いやこだわりを聞いているうちに、作家として作品を残していきたいと思うようになり、丹波焼の窯元へ弟子入りすることを決心します。現在は師匠の背中を追いながら、独立に向けた作品作りを行っています。
若生さんの作品は、忙しい現代の人達が料理に器を合わせることを意識せずとも、どんな食材にも合うよう、内側は黒色で統一されています。シンプルな器に加えられたモダンな装飾は、和と洋が混在する現代の暮らしや特別な日の食卓に合うデザインです。陶土と磁土の中間にある半磁土のおかげで、彫刻を施しても欠けることなく、陶器の柔らかい印象と磁器がもつ繊細さの両方を含みながらも、丈夫で欠けにくい理想の器に辿りついたとのこと。
豆鉢には副菜をのせたり、お醤油をさしたり、日本酒を注いだりしてお使いいただけます。リム皿にはデザートやワンプレート料理を盛りつけてみてはいかがでしょうか。生活の中で欠かせない食の時間。日々気軽に使えるのに食卓が華やかになります。
SERENDOUCE CRAFTSでは、日本の伝統工芸品と暮らす現代の美しさと心地よさを提案しています。Instagramからも作品をご覧いただけます。