【Makuake公開特集 No.1】西陣織の伝統技法「引箔」とは

西陣織・引箔とは? 

引箔とは、西陣織の糸として使われる美しい素材をつくる技法のことです。和紙に箔を施して裁断したもので、素地となるすデザインが周りを引き立て、絵画のような奥行きや深みを出すことで、西陣織の豪華絢爛さを支えています。「引箔」という技法は、美しい西陣織の着物がつくられる最初の大切な行程です。

 

【KICKSTARTER公開特集 No.1】西陣織の伝統技法「引箔」とは

 

 

1.和紙に箔を施す

和紙の表面に色漆やラッカーなどで彩色し、そこに柄(模様)付けをしていきます。素材は金・銀・色箔・プラチナ箔・らでん(螺鈿)箔など。

 

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装飾の過程には様々な技法があります。網を通して箔を落としたり、箔の上に箔を重ねて奥行きを出したり、手作業で一つずつ接着させたり、あえて剥がしたり・削ったり、など。アーティスト的な感性が溢れる仕事ともいえ、唯一無二のデザインが生まれる所以です。

 

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2.裁断 Cutting - 織り込み Interweaving

西陣織では、これを織物にするために「切屋」という専門の職人が裁断します。約0.3mmの、髪の毛ほどの細さの糸になるのです。裁断された引箔は、職人の手によって一本ずつ織り込まれます。順番通りに織り込むことで元の和紙に描いた模様が織物に再現されます。職人が箔糸を織り込む時に、箔糸が裏返らぬよう、一本ずつ丁寧にヘラに引っ掛け、引っ張るので、「引き」箔と言う名になりました。

 

 

 【Makuake公開ページ】
https://www.makuake.com/project/serendouce-crafts/

 

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