幸せをもたらす器づくりは使う人の目線で #西山

豊富なデザインバリエーションで食卓を明るく彩る器を作り出す、波佐見焼の窯元 西山にお話を伺いました。
 


【1】工芸の道を志したきっかけやご自身の背景、工房の歴史や成り立ちについて
長崎県東彼杵郡波佐見町にある波佐見焼の窯元西山は、慶応元年(1865年)に創業し、その歴史は150年以上に及ぶ老舗の窯元です。現在は5代目の太田聖さんが代表を務め、伝統を引き継ぎながらも、常に変化するライフスタイルを注視し、常にその時代の感覚にあった器づくりを目指しています。
 
「西山は、働くひとりひとりの挑戦を大切にしてきた窯元です。食卓を器でより楽しく演出し、日常に溶け込むやさしさを大切にしながら、新たな価値の創造を求めて開発してきました。今は多くの女性社員がより近い目線で色から形に至るまで積極的に取り組んでいます」
 
上質でありながらカジュアルに使える様々なデザインの器は、テーブルを華やかに彩ります。

 

 
【2】作品制作で大切にしていることやこだわり、作品を通じて伝えたいことや叶えたいこと

幸せをもたらす器づくりは使う人の目線で #西山


西山のものづくりは、「使う人の生活を幸せにするお手伝いを、器作りを通じて実現したい」という思いで支えられているといいます。
 
「私たちのモットーは、使う人の目線で器を作ることです。器を通して、楽しく心地よいテーブルを感じていただけるように、たとえば朝には元気を、お昼には楽しい時間を、夕方には温かく迎えてくれるような器で食卓を飾ってきました」
 
色鮮やかなものから素朴な風合いのもの、凹凸によって色や光沢感の変化が楽しめるものまで、西山の器は使う人の気持ちや場面に寄り添った器が数多く揃います。毎日の食卓からおもてなしのシーンまで、心躍るような時間や温かく包み込むような安心感をもたらす器づくりにこだわっています。
 


 
【3】伝統技術や文化の継承のために挑戦していることやこれから挑戦したいこと
お客様の目線で器を作り、また一方で新たな可能性を器に探してきたという西山は、これからもその時代、その時代に合った器づくりを目指していくのだと語ります。
 
「波佐見焼の器は全国的に広く知られるようになり、普段使いの器の生産でとても有名ですが、特に西山は近年新たな窯を導入し、それまで以上の非常に高い生産技術を誇っています。これまで多くの企業にも採用していただいていますが、これからもその高品質を守り、安定供給を続けていきます」
 
西山の窯は、器を使う人の生活を幸せにするために、これからも灯り続けます。
 
 

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