東京でアパレル販売員として勤務している時に、かねてより興味のあったものづくりの道を極めようと決意した岩佐昌昭さん。旅先で立ち寄ったギャラリーにて備前焼の徳利に感銘を受けたことをきっかけに備前焼への興味が高まり、本格的に焼き物の世界に入ります。
「私自身が備前焼の徳利に大きく心を動かされたように、私の作品を通して何かを感じてもらいたいです。作品が経年変化する様子を楽しんでいただくために、その風合いを銀彩、特に銀箔を用いて表現することを心がけています。絵の具のような銀液とは異なり、銀箔は微妙な濃淡を表現でき、表現の幅も広いんです」。
岩佐さんが主に手がける陶胎漆器は、陶磁器に漆を施してつくられます。そのため、焼き物ならではの自由な造形と、漆を塗り磨くことで生まれる独自の質感の両方の特徴を合わせもちます。そこに銀箔を施して風合いを生み出しています。経年で風合いが変化する銀箔を用いる背景には、人生や生活に長く寄り添ったものでいてほしいとの想いが込められています。地元で出土した青銅器にインスピレーションを受けて作陶するなど、地域との関わりを大事にしている岩佐さん。岩佐さんがつくる作品には、ノスタルジックな山陰地方の風土が影響しているかもしれません。
銀彩の平皿やミニカップは和食や洋食との相性がぴったりです。贅沢に施された銀箔の上質さとモノトーンの配色は、テーブルコーディネートを楽しくし、お料理を引き立たててくれます。美味しく、美しい食事を楽しんではいかがでしょうか。
正方形皿は21cm角の大きさです。ワンプレート、前菜を盛りつけたおもてなし用のうつわとしてもお使いいただけます。
長方形皿にはお菓子や副菜を。おもてなし用としてもちろんのこと、一人時間を楽しむお皿としてもおすすめです。ティータイム、晩酌のお時間にいかがでしょうか。
ミニカップの裏側には銀箔が前面に施され、奥ゆかしい美しさがあります。生地が薄いため、飲み物用としての口当たりがよく、コーヒーや日本酒を注いでもよし、アイスクリームや副菜のための小鉢として使ってもよし、マルチユースなミニカップです。
・銀彩 長方形プレート
・銀彩 ミニカップ
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