器と料理  - 見た目にも美味しいテーブルコーディネート -

器を変えるだけで食卓が華やぐ、目にも美味しくなる

 

好きな作家さんの器だったり、一目惚れした器だったり、お気に入りの器をお持ちの方はもちろん、テレビやSNSなどでも器やお箸など食器にフォーカスされることが増えている昨今、作家さんの器を買ってみたいと興味を持つ方がとても増えてきています。

 

というのも、コロナ禍に入り、お家時間が増え、必然的に家でご飯をいただく機会が増えたからという事情も影響しています。外食がしにくくなり、家でいただく機会が増えると、「どう食卓を楽しむか」「マンネリ化しない食卓」という意識が根付いてきたということなのかもしれません。そんなときに、目を向けるようになったのが器やカトラリーなのでしょう。SNSの投稿などを見ても、#食卓、#食卓風景、#食卓を楽しむ、などのテーブルコーディネートに関するハッシュタグが多く付けられています。ファッションのコーディネートを投稿するように、食卓のコーディネートを投稿するーーそこにはそれぞれのこだわりが垣間見られます。

 

いつも使っている普段使いの器もいいけれど、アクセントになるような器が欲しい、スタイリッシュなカトラリーがあると映える写真が撮れるかもなど、さまざまな変化が欲しくなっているようにも見受けられます。確かに器の形や色がいつもと変わるだけで、盛り付けを変えてみようかなというキッカケになったり、もう1品プラスした方が彩りのバランスがいいかなと献立を考えるようになったり、見た目の美しさだけでなく、さまざまなプラスの変化が生まれていくもの。特に作家さんの器やカトラリーはオリジナリティがあり、使う側の創造性を刺激したりと、とても良い変化をもたらしてくれます。

 

ただ作家さんの器は気に入ったものの、すでにある器とどう合わせたらいいのかわからず購入に至らないというお声があるのも事実。ですが、意外と誰でも上手にコーディネートできるものです。今回は、そんなコーディネートのコツをご紹介していきます。ぜひ毎日のテーブルに作家さんのアートな器を登場させてみませんか。

 

個性的な器を使いこなすコツ

 

たとえば、岩佐昌昭さんの陶器に漆を塗った陶胎漆器は、銀箔が施されていてとてもスタイリッシュなお皿。色味が華やかなお料理を盛り付けるだけでセンス良く引き立ててくれます。1枚あると急な来客のときなどにケーキを盛り付けるだけでもセンス良く映えるのでとても重宝します。

 

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そのほか、沖縄の読谷村にある「一翠窯」の彩り豊かなお皿の場合、盛り付けするメニューはシンプルなものに。すると、お皿の彩りがシンプルな料理に華を添えてくれるので、見た目にも楽しい食卓になります。和のテイストを感じさせる器であっても、パンなどの洋食を盛り付けても意外と合うものです。ぜひ色々なお料理と合わせてみてください。また、彩り豊かなお皿をメインに使う場合は、副菜などの盛り付けるお皿はシンプルなものにするとテーブルがまとまります。メリハリをつけてお皿を合わせてみてください。 

お皿を組み合わせるポイントとしては、使うお皿の形を合わせるのもおすすめです。四角の器をメインに使ったら、副菜などを入れる小さめの器は丸いものにすると、バランスがとりやすくなりますよ。

 

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質感の異なる器でスタイリッシュな食卓に

 

ガラス作家の艸田正樹さんが手がける凛としたガラス食器は、冷製の副菜や薬味などを盛り付けると涼やかな印象になり、それだけで食卓が美しい空気感に包まれます。常滑焼の新ブランドである「盤プロジェクト」の、縁に立ち上がりのあるシンプルな丸皿と合わせると、抜け感のある爽やかさを感じさせるテーブルコーディネートに。透明度の高い器が入るだけで、とても垢抜けた印象になります。

 

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奈須田友也さんの波佐見焼の器に博多曲物のスリーブを組み合わせたタンブラーも、木の質感が珍しく、コーディネートのワンポイントに。ほっこりとした温かみの中にも異素材の組み合わせが個性的な印象となり、アートな雰囲気が薫るおしゃれな食卓に。

 

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形と大きさを合わせるのも1つのセオリー

 

たとえば、作家さんの器を家族分だけ同じ枚数揃えるということは難しいこともありますよね。そんなときは、作家さんが違っても、同じような大きさだったり、形だったりの器で揃えると、見た目のバランスがとれようになります。たとえば4人で食卓を囲むときに、4枚が異なる作家さんの器であっても、センスのある食卓になります。色や形、大きさなど、どこかに共通点をもたせると、個性的な作家さんの器であってもテーブルコーディネートしやすくなりますよ。

 

ダークなカラーをどこかに忍ばせて

 

器をコーディネートするとき、色を暖色系や寒色系などでまとめると、統一感が出て映える食卓になりますが、一見すると無難にもなってしまいがちです。そこに小泉 巧氏の漆と紙を使った折皿や刷毛錆の箸、岩佐昌昭氏の銀彩プレートなど、ダークなカラーの物をひとつでもプラスすると、シャープさが加わり、センスのよさが引き立つ食卓が完成します。

 

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器やカトラリーは毎日の食卓を彩ってこそ。ぜひ色々なお料理を盛り付け、見た目にも美味しいテーブルコーディネートを楽しんでくださいね。

 

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